こんにちは。
リフォームブランド【りこの】の仁田です。
現在工事中の堺市の「なかもずのマンション」のリノベーション状況をお伝えしていきます。

第４回目の今回は、前回に引き続き「木組及び下地の工事」の状況です。

それぞれの部屋の形が見えてきたので、部屋ごとにどんな感じになっているかをご紹介します。

玄関
玄関ドアを開け、室内に入った部分です。
右側の板から、子豚のしっぽのようにちょろんと出ている配線は、壁に取り付けるブラケット照明の電気線です。
天井の木下地には、この後ボードを張り付け、壁紙を貼って仕上げます。

ウォークインクローゼット
玄関からは、リビングへとつながる廊下とは別に、寝室へつながるウォークインクローゼットがあります。
元の間取りは廊下が一直線に伸びるごく普通のマンションの間取りでしたが、
リノベーションを期により便利に家事や生活が行えるように回遊できる動線にしているのです。
（詳しい間取りは完成後のお楽しみ）
ウォークインクローゼットには、収納がしやすいように仕上げの前に予め棚板などを壁に埋め込んで設置しています。

ダイニング
ダイニングは天井が一段下がっています。天井の木組に段差があるのがわかりますでしょうか。
天井から出ている配線部分には、ダイニングテーブルの上に、天井からぶら下がるペンダント照明がつく予定です。

キッチン
お次はキッチンです。天井に銀色の太い排気ダクトが見えます。
これは、キッチンのコンロ上部につく換気扇からの排気を外に出すもので、マンションでは「防火規定」の為、換気ダクトにはグラスウールをまかないといけません。
そのため、本来の配管の太さよりも二回りほど大きな配管になっているのです。
左奥の壁に見えるのはインターホンです。家事の最中でもすぐに出られるような位置にしています。
また、奥には洗面所もあるので、家事をするスペースはここにすべて集約されています。
わかりづらいですが、写真中央の右側にはキッチンに併設したパントリー＆ミニワークスペースのカウンターが設置されています。

壁面収納
こちらはリビングの壁面収納です。
とは言っても、まだ収納自体はなく、収納が取り付けられる「背板」が貼ってある状態です。
背板があるおかげで、棚板をしっかりとこの背板に固定することが出来るのです。
そのため、一般的な部屋の壁下地の「プラスターボード（石こうボード）」ではなく、強度の強い「針葉樹合板」を使用しています。
ちなみにこちらのマンションの元のリビング・ダイニングは9帖、キッチンが4.5帖でした。
今回のリノベーションでは、間取りを大きく変えることで、22帖に広げています。

寝室
寝室の天井は一部斜め天井になっています。
この斜め天井の内部は、斜めの空間を利用した配管スペースと、収納、及びロフトスペースになっています。
この斜め壁により、寝室は印象的な空間となります。
完成が楽しみですね。

 

大きく間取りを変えたり、用途にあわせた形状・サイズにしたり、コンパクトな家事動線やワークスペースを設置したりと、住む人のイメージや「暮らし方」にピッタリと併せたプランにできるのが、リノベーションの特徴でもあります。
賃貸マンションや分譲マンション、分譲住宅、建売住宅には無いメリットとして、見た目だけではなく、暮らしへの細かな配慮やちょっとした気遣いにより日々の生活がぐっと楽になる、そんな「暮らし方」を考えるのも、選択肢の一つに入れてみてください。

◆堺　中百舌鳥のマンション　リノベーション
その１　～現地調査～
その２　～解体工事～
その３　～木組工事～
その４　～下地工事～
その５　～造作工事～
その６　～壁紙工事～
その７　～完成現場～
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